アクティのリアゲートは、鍵が無いとアンロック・ロックできないので不便だ。そこで、リアゲートにドアアクチュエーターを付けて、運転席から操作できるようにしたいと思った。
写真は、内装を剥がしたリアゲートです。

このようなアクチュエータを先輩から貰ったので取り付けることにした。
アクチュエータの取り付けと配線

見難いが、アクチュエータを取り付けた写真
鍵のロッドとアクチュエータの接続は、どこの御家庭にもある針金ハンガーと針金とタイラップを使った。案外、こんな適当な設置でも動かすことができるw


車体とリアゲートの間の配線は、既存のハーネスのチューブに通した。
そこからアクチュエータまでは、リアゲート内を通したかったが、難しかったので外を通した。ゲートを開けると見えてしまうが妥協するw
配線にはそこそこ電流が流れるが、短時間だけなのでこれで良しとした。
配線は天井付近を通す。

配線は、下図の黄色い線のようにした。


屋根ボロボロ 何積んでたんだ??
Aピラーの上の内張りを外すと穴が見えるので、ピラーの中に配線を通すことができる。

やっと運転席まで配線を持ってくることができた。長い道のりだった。
ひと通り終われば、テスターでチェックする。
①車体アース – ケーブル間の抵抗(2本とも)
電線が潰れて車体とショートしていないか。正常ならばオープンを示す。
②ケーブル2本間の抵抗
アクチュエータと繋がっているか。正常ならモータの抵抗(数Ω)を示す。
↑重要、車両火災に気をつけよう

コントローラーの製作
アクチュエータを動かすには、中点OFF跳ね返りのトグルスイッチとかで十分なのだが、面白くないので、コントローラーを作ることにした。
スイッチには1接点の波動スイッチを使うことにする。スイッチを操作した瞬間だけ、アクチュエータに電流が流れる。

実際にはMOSFETのフルブリッジ回路ではなく、適当なモータドライバIC M54544Lを使った。
IC 4584Nはシュミットトリガ付きNOTなので、TC4069でも良い。

プリント基板を作った。


モータの通電時間は1秒未満なので、モータドライバICのヒートシンクはこれで十分なのである。▼

ケースの加工をしていく。


動作を確認するためにLEDを付けるが、アクリル棒を用いて導光させることにした。



遂に完成。

スイッチを切り替えた瞬間のみ、動作する。

車両に取り付けて動作確認して、終了。

まとめ
運転席からリアゲートのロック・アンロックを操作できるようになったので、便利になった。
純正オプションでもあるはず。
作業日:2014年4月