グラフィックイコライザKGC-717を単独で動かす

KGC-717動作中

ヤフオクでグラフィックイコライザKGC-717を入手しました。
もちろんジャンクです。動くようにしてクルマに付けました。
これがあると音質を調整してドンシャリwwにしたりスペアナ見てエモーショナルを感じたりできます。

この記事は、

  1. ジャンクKGC-717の復活させて
  2. 単独で動かす

という内容です。

ジャンクKGC-717の復活

まずこちらの写真を見てください。

サッビサビのKGC-717
サッビサビのKGC-717

恐ろしく錆びています。出品者によると保管場所が雨漏りしていたようです。
もちろんこんな状態なので格安でした。通電未確認のジャンクです。

裏面も程々に錆びています。

サッビサビのKGC-717 裏側
サッビサビのKGC-717の裏側

外装がここまで錆びていると中身が心配です。
開けてみました。

KGC-717の中身は割ときれい
KGC-717 中身

基板が2階建てになっていて2階はほぼ無事!!

KGC-717メイン基板 腐食は少ない
KGC-717メイン基板

1階の基板も意外にも基板はほとんど腐ってません。希望が見えますww

イコライザの基板(左側)と制御基板(右側)とスペアナ表示部分(下)の3枚の構成でした。

2枚の基盤 無事
基板はほぼ無事

無事とは言うものの、一部腐食していたので電解コンデンサと抵抗を交換しました。

傷んでいた電解コンデンサと抵抗を交換した
KGC-717 いたんだ部品を交換

タクトスイッチもいくつか死んでいたので交換しました。この足2本タイプのタクトスイッチは、たしか日本橋のシリコンハウスで購入しました。

スペアナ表示基板とタクトスイッチ
スペアナ表示基板

サッビサビだった外装ケースには錆転換剤を塗ってみました。赤錆が黒錆に転換しました。すげー。凸凹が残りますが通常見えないところなのでスルー。

錆転換剤を塗布したKGC-717
錆転換剤で錆止め

KGC-717を単独で動かす

さて電源を入れたいわけですが、このグライコはメインユニット(カセットデッキ)やパワーアンプとセットで使うもので、基本的に単独では動きません。

KGC-717接続の概略図

セットとなるメインユニットやパワーアンプがあればハーネスを接続するだけで済みますが、当然それらを持ち合わせていないので、
別メーカーのデッキとパワーアンプに繋いで、単独で動かしてみましょう。
動かすには電源と信号がわかればいいのです。
幸いこの機種は特別な制御信号は要りませんでした(メインユニットと特別な通信をしていたらお手上げです)。

下図はKGC-717の入出力をWEBと基板から調べた結果です。

KGC-717の入出力のピンアサイン
KGC-717の入出力のピンアサイン

入力 (DIN 8pin メス  (A-type))

① L入力・・・オーディオ信号の左 入力
②GND
③12V入力(ACC)・・・⑥と共に12V入れると起動。メインユニットのアンテナコントロールなどに繋ぐと良い
④R入力・・・オーディオ信号の右 入力
⑤12V入力(バックアップ)・・・常時電源。設定メモリ用
⑥EQ有効・・・③と共に12V入れると起動(たしか。記憶が曖昧)
⑦⑧・・・未接続

フロント出力 (DIN 8pin オス  (A-type))

今回はオーディオ信号のみ接続した。

フロント出力 (DIN 8pin オス  (B-type))

今回はオーディオ信号のみ接続した。

これをデッキのラインアウト、パワーアンプの入力につないだら、動きました。
壊れてなかった、よかった。

DINコネクタは津市の電化パーツで入手しました。
DINの8PINには、A-typeとB-typeの二種類が存在し、ピン配置が若干異なり互換性がありません。B-typeはU型と呼ばれます。
オーディオ信号にはRCAケーブルをぶった切って使いました。

DINコネクタ
DINコネクタ

さて動くようになったので私のストリートに取り付けてみました。
カーステは1DIN分しかないので助手席側のダッシュボード下に取り付け。ちょうど良い感じです。

ダッシュボードに取り付けられたKGC-717
ストリートに取り付けた

これで音楽が楽しくなりますね。

 

参考文献

ケンウッド製カーコンポ 入・出力コネクタピン配置


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