グリスの種類

いつも何使うべきか悩むので、雑にまとめた。
指定があるならそれを使うべき。

  • 何でもいいところ→リチウム
  • 高温の所→ウレア
  • 樹脂やゴムの潤滑→シリコン
  • 水が掛かりやすい所→カルシウム
  • 高負荷→ +モリブデン
  • 焼き付き防止→ +銅

リチウム系

  • 万能。汎用性が高い
  • 耐水性・せん断安定性にも優れる
  • ゴムや樹脂には向かない(グリスの基油による)
  • 使用温度:-20℃~130℃
  • 用途
    • 自動車・家電

ウレア系

  • 耐熱性と耐水性に優れる
  • 使用温度:-20℃~180℃
  • ゴムや樹脂には向かない(グリスの基油による)
  • 用途例
    • 高負荷ベアリング

シリコン系

  • 耐熱性と耐水性に優れる
  • ゴムや樹脂に適す
  • 金属同士の潤滑には向かない
  • 使用温度:-50℃~250℃
  • 用途例
    • 樹脂製ギア
    • 熱い箇所

カルシウム系

  • 耐水性に優れる
  • 使用温度:-10℃~80℃
  • 用途例
    • シャーシグリス

モリブデン

  • ウレアグリスやリチウムグリスに二硫化モリブデンの粒子を混ぜ込んだもの
  • 極圧性が高い
  •  耐磨耗性に優れ、衝撃荷重に強い
  • 耐水性が低い(粒子が流される)
  • 有機モリブデン:二硫化モリブデンより酸化防止性を有し酸化安定性が優れる
  • 用途
    • CVジョイント

銅(カッパー)

  • ウレアグリスやリチウムグリスに銅の粒子を混ぜ込んだもの
  • かじり防止
  • 用途
    • ボルトの焼き付き防止
    • ブレーキパッドの裏


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