車の室内灯がメッチャ暗いので、LEDにすることにした。市販のLEDを使うのは面白くないので、オリジナルのLED基板を製作する。
基板の形・・・回路の製作
室内灯にピッタリ嵌まる基板を作るために、サイズを図ります。


んで、下図のような形状の基板を作ることにした。

次に回路ですが、LEDに、秋月で販売されているNFSW036CT[リンク切れ](2016年時点で取扱終了)を10個使うことにします。
LEDの電流制限に抵抗とか定電流ダイオードを使うと、アレな方々にホーロー抵抗で殴られる可能性があるので、昇圧チョッパで定電流回路を組みました。楽しい電源IC「MC34063」(の互換品)を使います。

昇圧チョッパですが、電流をフィードバックしています。
MC34063の基準電圧は1.25V、電流検出抵抗は10Ωなので、
1.25 / 10 = 0.125A、 125mA流れる計算になります。
LEDの絶対最大定格は350mAなので余裕があります。
しかし放熱は……ご愛嬌で~すʅ( ◔౪◔)ʃ
後でわかりますがICに余裕がありません╮(“”╯₃╰)╭。
インダクタは百均のシガーソケットUSBの物です。実測で約220uHでした。もっと小さいインダクタンスのほうが良い気がします。
基板は、両面のプリント基板にしました。DIPのICは足を曲げて表面実装します。

LEDは表面実装部品なので、フライパンでリフローしました。なかなか上手くできたと思います。

その他の部品を乗せて完成です。


電極にハンダを盛ったのは厚みを稼ぐためです。
取り付けるとこのようになります。ピッタリです!! (作る前に測ったので当たり前だが)

インプレッション・その後
電球に比べればかなり明るくなりました。
放熱が足りないとか保護回路が無いとか問題はありますが、自分が使うので良しとしましょう?今回は、リフローが割と簡単にできることが発見できたのも大きな収穫でした。

その後なんとICがぶち飛びました。電流を下げて、組み直しました。
ご安全に。

作業日:2014年2月
2022年1月 追記:
なんとこのLED基板は8年経った今でも明るく光っています!
ただし、問題点も発覚しました。
ルームランプのスイッチが痛みやすいのです。
出力を定電流回路にしたために、入力電圧が低いと入力電流が増加します。
スイッチの接点の接触が甘いと電圧降下が生じ、入力電圧が低下し、入力電流が増えます。
スイッチの接点が甘い状態で電流が増えると・・・接点が加熱して不具合を起こします。この回路も考えものですねえ。