このクルマを買ったときから、発進時に一旦止まりかける、という問題があった。周りから見ると、クラッチミートがド下手糞のドライバーが乗っているのかと思われる状態だった。エンジン良好じゃなかったのかよ!色々調べた結果、原因はキャブレタについているエアベントカットソレノイドバルブだった。
下の文章は、当時原因が分からなかった時に書いた物である。
こんばんは。
ナンバーを取得したアクティは快調に街を走っている……
はずだったのですが、
発進時に息つきを起こすトラブルを起こしています。
1速や2速で症状が顕著に現れます。
アイドリングや高回転は問題無く回るのですが。
負荷がかかると症状が再現するようです。たまに発進できずにエンストします。
原因の部品は、
デスビ、イグナイタ、イグニッションコイル、キャブレタ
でしょうか。
アクセルワイヤーも若干怪しいです。復活の日はあるのでしょうか。
↑何も分かってない
確認手順
インターネッツの情報によると、エアベントカットソレノイドバルブが壊れると吹けなくなったり、始動困難になったりするらしい。また、エアクリの蓋を取ると吹けるようになったりするらしい。どうやらこの型のアクティの持病らしい。
この車の場合は、始動は問題ないし、発進直後以外に問題は無かった(最高速は落ちてたかもしれない)。
イグニッションキーをONの位置にするとエアベントカットソレノイドバルブに12Vが給電される。エアベントカットソレノイドバルブが生きていれば、キャブレタ付近にある緑色のギボシ端子を外したり付けたりすると、ポコポコという音が聞こえる。なお、一緒に居る黒色の配線はスローカットソレノイドバルブで、こちらはカチカチという音がする。
音が聞こえなければ、ソレノイドが死んでいるか、12Vが来ていない。
なお、正常なエアベントカットソレノイドの直流抵抗は20Ω、スローカットソレノイドは35Ωくらいである。
確認するとエアベントカットは、音はしないし、抵抗を図ると∞だった。壊れていた。
ということで、ホンダパーツに行って、エアベントカットソレノイドバルブと念のためスローカットソレノイドを買った。両品ともすぐに出てきた。
- エアベントカットソレノイドバルブ 16031-PZ3-000
- スローカットソレノイドバルブ 16024-PZ3-000
どちらも¥2,500ぐらいだった。
交換作業
キャブレタを取り外すのは邪魔くさいので、キャブレタを降ろさずソレノイドバルブの交換を試みた。エアベントカットソレノイドバルブに付いているホースはレンチンタオルで温めたら抜けた(ちなみにこの時2月、めっちゃ寒かった)。
アイドルコントロールダイヤフラム(←UFOみたいな奴)とアンローダロッド(←ワザワザ名前を調べたw)を外すと、何とかエアベントカットソレノイドが取れた。メッチャ時間かかった。めっちゃ寒いし。
割りピンを外す必要があるが、絶対飛ばすので、注意しましょう。私はぶっ飛ばしてしまった。
スローカットソレノイドも交換しようと思っていたが、キャブレタを降ろす必要があったので、やめた。
取り外したエアベントカットソレノイドバルブ(いちいち長くて打つのが面倒い)は、中途半端な開き具合で完全に固着していた。
交換後は、前述の症状が無くなり、快適な運転をできるようになった。
作業日:2014年2月