日本橋のシリコンハウスで、TA8201AKが100円という格安で売っていたので、5個ぐらい買ってしまった。
せっかくなので、このICを使ってオーディオアンプを作ることにした。
パワーアンプIC「TA8201AK」
構成
部品箱を探ると、M51320PというAV用アナログスイッチがあったので、これを使い2入力にすることにした。
それだけでは面白く無いので、前作のステレオアンプ と同じようなトーンコントロール回路をつけることにした。
ケースはタカチのYM-130を使い、小型にしてみる。
電源は12Vのスイッチング式ACアダプタを用いることにする。
電源スイッチとか入力切り替えスイッチはタクトスイッチにする。
回路図
電源部
12V~15VのACアダプタを電源とする。そのため、入力端子は5.5-2.1の標準DCジャックにする。
マイコンから回路全体の電源を切れるように、PchパワーMOSFETでハイサイドスイッチを組んだ。トーンコントロール回路とセレクタICの電源は8Vにした。
トーンコントロール回路
トーンコントロール回路は前回作ったアンプと同じく、電子マスカットさんのステレオアンプの記事を参考にNF型のトーンコントロールにしました。
しかし、そのまま丸パクリでは芸がないのでオペアンプで組んでいます。
オペアンプは電圧と値段の関係でNJM4580にした。
ボリュームには秋月で売っていたスライドボリュームを使う。
マイコン部分
電源スイッチをタクトスイッチにしたかったのでマイコンを使った。
8pinのAVR ATTiny13Aにした。プログラム
また、スピーカー出力の直前に保護リレーを入れた。(リレーの音が好きなのでw)
基板
今回は割と真面目にプリント基板を作った。
レーザープリンタとOHPシートとアイロンによる基板製作を行った。
紙エポキシ基板を使ったので、エッチングの進行がとてもわかりやすい。
基板とケースの固定はちょっと凝っています。
タクトスイッチのボタンは透明アクリルをエンドミル加工して製作した。後ろからLEDで光るようにした。
パネル用の基板はアルミの端材をねじ切りして固定
TA8201AKの放熱はL字アングルにた。
スピーカー出力の端子は、ターミナルブロックにした。
写真下のバネみたいな奴はケースの蓋をアースするためのものです。
まとめ
我ながらよくできたと思う。
ケースの文字入れもしたい。つまみも付けたい。
TA8201AKは良く鳴るし、トーンコントロール回路も良い感じに動いている。
↑製作当時の感想
高校においてきてしまったので、惜しい。
参考文献
- 電子マスカット – 15 ステレオアンプ
- 各種ICのデータシート
製作時期:2012年11月頃